中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

夜が好き

私には、太陽が好きなモードと嫌いなモードの2種類がある。厳密にいつスイッチするのかは不明なんだけど、だいたい調子が良かったりしっかり社会に適応している時は太陽を歓迎し、ちょっと考え事をしていたり自分に向き合っていたり調子が悪いと太陽を避けたくなる。で、今は完全に夜行性、太陽を避けている。

 

このモードの時の夜のありがたさったらない。みんな寝静まっている静かな時間に、一人映画を見まくったり文章を書いたり本を読んだり部屋を整理したり、あるいは自転車に乗って公園に行ってみたり。もちろん考え事もする。この充実感よ!普段眠れない夜なんかはものすごく長く感じる夜が、あっという間に過ぎてしまう。暗闇が愛おしい。大丈夫か俺。

 

でも経験的にこれが一時的なものだと知っているし、それなりに得るものもあるので今はこれを楽しもうと思う。さて、そろそろ太陽が昇り始めるのでフェードアウトすることにしよう。

日本

数日前に日本に帰国した。

 

振り返ってみれば、40日ほど東南アジアを周っていた。当初は2週間ほどを予定していたが、延長に延長が続いての40日。ここまで長く旅をしたのは初めてだったんだけど、すごく面白かった。日本が恋しくなったりは一切なかった。タイに至っては、住んでいるような気がした。そして、住めるぞ!という自信も手に入れた。英語も英検2級程度あれば困りません。外国人の友人もできます。

 

ああ、もう旅の日々が懐かしい。いつもと同じ日本の日常の中にすでに戻ってしまった。日本は静かで、物価が高くて、どこか退屈だと今の私には感じられる。母国に帰った喜びというのはまるでない。再びバイト生活だが、やる気が全く出ない。仕事が辛い!というよりも、つまらなくてエネルギーが湧かない。

 

旅に行く前に書いたけど、そろそろこのスタイルにも精神的に限界がきているなと。旅は好きだからこれからもしたいけど、かといってバイト生活にもうんざりしてきた。アクションしないといけない。舞台を海外に移すのか、それとも就職してきっちり働くのか。どっちにしても今の状態を長く続けるのは時間の無駄だし精神衛生上良くないので夏前には何かしらの決断を下し、動いていきたいなと。

 

旅に関してはせっかくだし少しまとめたくもあるけどいつも通り何もしないで終わる気がする。とにかく今は、ってか私の大体は、無気力だ。困った。

 

ゴタゴタ

もうブログを書くことなんてすっかり忘れていた。

 

今はカンボジアの首都プノンペンにいる。2日ほどしか滞在できず、この後アンコールワットで有名な街シェムリアップにいく。

 

プノンペンではトゥールスレン虐殺博物館とキリングフィールドに行った。どちらもカンボジアの悲しい歴史を学ぶ場所。罪のない多くの人間が拷問に会い、残酷な仕打ちを受け、殺される。かなり過激なものもあるので人によっては周れなかったりもする。そんな場所。気分が重たくなる。でも、未来に繰り返さないためにも、知っておく必要があること。

 

では、そろそろバスに乗る時間なので。

沖縄編

更新が遅くなった。今、私はタイのバンコクにいるのだけど、その前に沖縄に行ってきた。

 

沖縄といえば、どうしても綺麗なビーチや海を思いえがくと思うんだけど、私は基本そういうアクティビティには手を出さない。なぜって、車の運転ができないから。沖縄は車社会で、公共交通機関は空港からちょっとのところまでしか網羅されていないゆいレールがあるだけ。まあバスもあるんだろうけど。海に行くまでがめんど臭いし、おそらくお金もかかる。

 

で、ゆいレールで行ける場所にあるのは、首里城国際通りしかない。首里城は一回いけば十分なわけで、メインは国際通りとなる。

 

もろに観光に特化したストリートで、地元の人は近寄らないそうだ。個人的にもあまりそそられない場所だったはずなのだが、気がつけばかなりの癒しスポットとして機能している。

 

沖縄の宿は安い。一番安いゲストハウスでは800円だっけかな、で泊まれる。もちろんワイファイもあるし、快適だ。そこで一日中寝転がって観たり、youtube見まくってすごして、飽きたらふらっと通りに出る。そこには24時までやっているスタバがあったり、ドンキがあったり、数々の飲食店があったりと賑わっている。どらえもんという沖縄そばの美味しいお店もある。雑踏の中をふらついて、飽きたらちょっと外れた公園に行く。コンビニで買ったお酒やお菓子を食べながら一息入れる。こんな非生産的な作業がものすごく心地よい。

 

また、沖縄の夜って危険を感じさせないまったりな空気がある。だから2時過ぎとかでも平気でお酒を飲みながら歩けるし、愉快である。

 

別に何を見るとか何をしたとか、そんなのはどうでもいい。沖縄はまったりするところ、くつろぐところ。そうやって捉えている。

 

とは言いつつも、美ら海水族館には行った。ジンベイザメは噂には聞いていたが大変に大きく迫力があった。水族館なんて何年も行ってなかったが、ここは来るに値する立派な観光地だと思った。

 

ってな感じで2泊3日を沖縄で過ごしました。沖縄編終了。

いよいよ

明日から、旅が始まる。まずは沖縄へ向かう。

 

結局、準備は失敗に終わった。英語も体重も中途半端なまま。まあいつものことだ。ここまできたらもう悔いてもしょうがないし、開き直って元気よく出発してやる。

 

今回のメインは、ラオスに行くこと。旅人たちの間でかなりの高評価であるラオスが一体どれほどのものか、実際に行って確かめてくる。早くしないと経済発展してつまらなくなってしまうそうなので、今行くに限るのだ。

 

日本の旅と海外の旅はだいぶ違って、海外は間違いなく何かしらのトラブルに出くわす。それが魅力だったりもするんだけど、命を落としてはしょうがないので最低限のブレーキをかけて堪能してくる。

 

人生色々あって苦しかったりめんどくさかったりもするんだけど、まあ今は旅人モードになって思い切り異邦人を楽しもう!そんな言葉を自分自身に言い聞かせて、行ってきます。

映画祭り

4月に旅が控えている。おそらく2週間以上の旅になる。きっと楽しい旅になるであろう。

 

問題は、帰国後。またバイトをしてお金を貯めて旅に出るスタンスでやっていくのか、あるいはもう旅は卒業して腰を据えて何かしらの職業に就くのか。まだ決めていないけど、だんだんバイト生活にうんざりしてきている自分がいる。まあそれを決めるのは今じゃなくてもいいんだけど。

 

何をすればいいだろうとか、なんだか力が湧かないぞとか、行き詰まった時の一つの対処法として芸術に触れるというのがある。私の場合、映画を見るというのをよくやる。

 

と言っても、真剣に集中して見るというよりも、寝っ転がりながらぼんやりした状態で見るんだけど。今日はお休みだったので、Huluで3本見た。寄生獣ダークナイト

 

これがなかなか面白かった。染谷くんの演技は「ヒミズ」でもそうだったけど熱量があって好きだし、確か3Dはメタルギアソリッドでおなじみの小島監督が関わっていたような気がするんだけど、それも良かった。どこまでも感情がなく論理的なミギーたちの振る舞いは、いかに自分たちが感情を持った生き物なのかがよくわかったし、考えさせられる部分もあって楽しめた。

 

ダークナイトは有名な作品だけど、やはりジョーカーのキャラには魅力を感じる。すごく惹かれるんだよな。奇を衒う感じ、人間という生き物をエグく追い詰めることで本性を暴きたいという欲求寄生獣の田宮良子も言っていたけど、実験、試したい、好奇心。だからやってることはとんでもないんだけど、どこか茶目っ気があって、子供のいたずらっぽさを感じさせる。いい映画だ。

 

なんかもっとうまく言葉でまとめたいけど、できない。なので映画評論家町山さんの評論を。まだあまり理解が進んでいないんだけど、すごく面白い。こういうのが無料で聴ける現代。素晴らしい。


【納得】町山智浩 ダークナイト ジョーカーの魅力を語る

 

石原慎太郎って全く知らなかったけど、随分過激な人だったんだ。時計仕掛けのオレンジ、聞いたことはあるが見たことない。失楽園も読んでみようかな。

 

こうやって興味の幅は広がっていって、少しずつ活力を取り戻す。

暖かくなってきた

 3月も中盤、だんだんと暖かくなってきた。

 

命芽吹く春がやってきたからか、少しずつエネルギーは溜まってきた。花粉はマスクと薬を徹底するとそんなに大きな被害にはならないことがわかってホッとしている。昨年はずっと喉が痒くて鼻が止まらずで目も朝なんかホラー映画のようになっていたから、すごく助かっている。

 

英語の勉強は何とか続けている。しかしもう英語ブログの更新はめんどくて止まってて、やっていた2つのテキストもほん投げて今はnhkの大人の基礎英語をやっている。先日一周終えて、今は二周目に取り掛かっている。これわかりやすいし、実際に旅先でも使えそうな表現が並んでいるのでグッド。

さて、4月には旅が控えている。もうちょっとだけど英語を頑張ろう。あと体重がとんでもなく増えていて、薄着必須の東南アジアで恥をかくこと必至なので、悪あがきをするつもり。