投資という考え方
最近お金の本をよく読んでいる。
元々潔癖で臆病なこともあって、お金について考えたり、投資について学ぶことには抵抗があった。なんだか汚い感じがするからだ。
しかし面白いもので、自分の周りの人間が実は投資をしていたことを入り口に、徐々に興味を持つようになった。本を読んでいくほどに、抵抗感は減っていった。
投資というのはつまり、現在にエネルギーを注ぐことで未来からお返しをもらうこと。株式や不動産はもとより、自分への投資である教育や旅などの経験もそれに値する。
そして、お金持ちになるには、自分だけじゃなくいろんなものに働いてもらう必要がある。不動産を持てば不動産が勝手に働いてくれるし、株式を持てばその会社のスタッフが代わりに働いてくれる。
つまりこれ、自分の力がなくてもなんとかなるってことになる。自分に能力があれば自分でやるし、相手の方があるのなら応援すればいい。
なんでこんなことを書いてるかって?
さっき、V6の井ノ原さんが朝番組を引退したにも関わらず多忙というニュースを見た。そんなに多忙なら俺の時間をあげるから、有効に使って分け前をちょうだいなと考えちゃったのだ。もちろんそんなことは出来ないのだけれど。
でもなんというか、そんな考えを瞬時に浮かべられるってのは脳が切り替わってきているんだなと思った。
自分が優秀にならなくても、優秀な人をサポートすればいい。この考え方はこれからの時代いいかもしれない。自分にこだわらなくていいから。優秀な人がいたら嫉妬するのでも潰すのでもなく、応援する。そうすれば日本全体の力も上がっていくんじゃないだろうか。
37冊目
37冊目。
お金持ち入門 資産1億円を築く教科書
- 作者: 土井英司,朝倉智也,伊藤邦生,ウエスタン安藤,太田創,木村昭二,長谷川嘉哉,畑中学,藤野英人,松崎泰弘,柳澤賢仁,横山光昭
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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貯金、投資、保険、不動産など、各分野のプロフェッショナルがお金持ちになるために必要な知識を教えてくれる本。
いろんなことがすっきりした。お金持ちになるステップは簡単。まずは貯金をすること。10万20万じゃなく、300万ほど。んで次に、それを投資に回す。そうすることでお金にも働いてもらえるのでお得。例えば株を買えば、そのビジネスに出資している人間になるわけで、そこでの収益が自分にも入ってくる。自分の仕事+αという構造が出来上がるわけだ。もちろん投資というのはリスクがあるのでマイナスになることもあるけれど。それが嫌なら国にお金を貸す「個人向け国債」を買えばいい。国債に元本割れはないので。
基本的に自分一人が働くだけではお金持ちにはなれない。これが答えですね。だから、もし本当にお金が欲しいなら、経営者だったり投資家だったりにならないといけない。サラリーマンなら株や不動産を所有すること。
他にも、会社を作ることで節税できたりなんだりと、いろいろ技があるみたい。でもそれらは今の私に響かない。まだ必要な情報ではないから。私がまずやるべきことは、資金集めと自分が稼ぐ能力を身につけること。
400ページ近くあってすごく分厚いけれど、文字が大きいので見た目ほどのボリュームはない。貯金が終わったらまた読もう。
36冊目
36冊目。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(2015)
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これはめっちゃオススメだ。
お金の本についていくつか読んできたが、私にはこれが一番しっくりきた。すごくわかりやすいし、これ1冊で投資をスタートすることができる。売れてるのも納得。
個人向け国債、インデックスファンド、確定拠出年金、NISAなどなど。銀行にある無料の投資相談なんてのは絶対に行くべきじゃないとか、裏側の事情がわかりやすく書かれているので素人には勉強になった。
山崎元さん、他の本もぜひ読んでみたい。
35冊目
35冊目。
5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人(2017)
5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術 (SB新書)
- 作者: 熊谷徹
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/10/06
- メディア: 新書
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来月にドイツからお客さんが来るので読んでみた。
ドイツ、超面白い。一部を除いて法律で日曜祝日の営業は禁止されているので、お休み。1日の労働時間は10時間以内で、6ヶ月の平均労働時間は8時間以下にしないと罰金。ちなみにこの罰金は会社ではなく従業員を管理していた上司に及ぶ可能性があるので、残業を許さぬ空気。みんな効率をあげて早く帰るスタイル。なお、罰金の最高額は180万円です。
年間24日間の有給休暇は義務付けられており、大体のドイツ企業が30日を設定している。仕事が個人ではなく会社についてるので長期休暇が取りやすい。すごい、旅を愛するものにとっては夢のシステムだ。ちなみに、こんなシステムで、ドイツの経済は好調です。日本よりも経済成長率高い。EUナンバー1。まじかい。
とにかくドイツ人は倹約家で無駄が嫌い。強い個人主義でサービスは良くない。でもそれゆえに残業なんてしないし(するやつは評価低い)、合理的。日本のサービスは世界一だが、それゆえに労働側としては負担があると。
他にも、学生の夏休み冬休みは宿題を出してはいけないなんていうルールもある。せっかくの休みは家族と過ごしたり勉強から離れてリフレッシュすることが大事だから。
俺、ドイツ住みたい!いやまず、行ってみたい!会うのが楽しみです。
34冊
34冊目。
すごい効率化(2017)
2週間であなたもきっと効率化人間に!
この方は、毎月100冊本を読んでいるらしい。一体どういうことか。
簡単にいうと、「本を読む」という意味が世間一般と異なる。タイトルを読んで内容をイメージし、目次と小見出しを読み、はじめにと終わりにを読む。あとはパラーッと。それで終わり。
こういう速読のススメってあちこちで見るけれど、実際どうなのよ。でも多分、思っているよりも情報は得られているんだと思う。
というのも、今回私はこの本を30分ほどで読んだ。その結果、自分が引っかかったところはちゃんと吸収することができた。
例えば、朝と夜の2回、家以外に場所を持って(カフェ、マクドなど)そこで30分作業をする。これは真似したい知恵。私も家だと怠けちゃうしなんでもできちゃうのでなかなか仕事や作業に集中できない。30分てのがまたミソで、集中力が維持できるギリギリの時間だと。
あとは、スケジュールを作る際に「自分が作業する時間を先にとってしまう」というアイデア。普通予定に書くのは、打ち合わせの時間やら友達との飲みやら旅行の日程なんだけれど、彼の場合は最初にもう「1時間英語の勉強」のように書き込んでしまうと。これバカにできない効果だと思っている。やってみたい。
あとは健康についての話(運動や睡眠は大事です)や、迷う時間が無駄だからとっとと決めることだしもしあれなら最初から全部決めちゃってルーチンにするのもいいよとか。
というわけで、さっくり読書も悪くないです。
33冊目
読書熱。
33冊目。
「仕組み」思考術(2009)
前回の著書である泉さんの本。
「仕組み」って素晴らしいよね。人間っていちいち意識すると疲れちゃうから、すぐに省略したがる。生活の8割は無意識だ。つまり、仕組みで動いているわけだ。新しい仕事が疲れてしまうのは、意識しないといけない量がたくさんあるから。
なので、なんでも仕組みにしてしまうというのはすごく正しい。私も日々の生活はルーティンの部分が多いし、それによって心の安定やエネルギーを確保している。アップルのスティーブ・ジョブズやフェイスブックのマーク・ザッカーバーグがいつも同じ服装をしているのは有名な話。どうでもいいことはオートメーションで行こう。
思考の仕組みとして、なんでも「〇〇のせいにしない」ということが書かれていた。その瞬間に成長が止まるからだ。部下が話を聞かないのは部下が悪い!終わり。そうじゃなくて、自分が相手にとって魅力がないんだなと落ち込んでみたり、もっとわかりやすく伝えようと考えるべきだと。これはその通りだと思うが、感情が邪魔をするよね。その感情を脇にどかして、どちらが自分にとって本当に得かを考えて行動できる人は頭がいい。取り入れたい要素。
継続性のあることをやるべきだというのも面白かった。例えば、アイティー系の知識って時代の流れが速すぎるのですぐに陳腐化する。日々お勉強をしないといけない。大変。一方、自動車の運転技術や英語、タッチタイピングなどは一度ものにしてしまえば一生もの。言われてみればそうだな。そういう視点で物事を考えたことがなかった。合理的だ。
前回のお金の本でも主張していたけれど、とにかく勉強しろという主張も今の私には響いた。それって後で返ってくるし、そもそも勉強しないで株式云々に手を出すのはただのギャンブルです。うむ、確かに。ちなみに、ビジネスをする上で大事な流行のチェック法が、藤野英人さんと重なっていたことは印象的だった。みんな意識して街歩きしているんだな。
本を読むことの良さとして、相場がわかるというのがある。普段の生活圏にハイスペックな人たちがいればいいのだが、私みたいに文化資本がそうでもない環境で生活していると、なかなかそういう人たちが何を考えてどう動いてるのかがわからない。本を読む、それもいろんな著者の本を読むことで、だいたいの相場がわかってきて取り入れやすくなる。読書って著者との対話ともいうし、いつでもどこでもぱたっと本を開けばよい影響を受けられるのだから素敵ですね。
次はなんだ!
32冊目
ガンガン進むぞ32冊目。
誰も教えてくれないお金の話(2010)
誰も教えてくれないお金の話 (Sanctuary books)
- 作者: うだひろえ,泉正人
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: 単行本
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友人から勧められたお金の本。
分厚いけれど、すぐに読める。なぜなら基本漫画だから。
主人公のうだひろえさんは33歳、脱サラしてカフェをオープンした旦那と二人でマンション住まい。贅沢なんて全くしていないのに関わらず、全く貯金ができない。なんでなの!と言う叫びから本書は始まる。
いわゆるファイナンシャルリテラシーというものを全く持っていない私にもわかりやすい。そうか、貯金って最初に給料からもぎ取って、残りで生活するのか。カフェの経営、マンション購入、医療費保険料、そして老後。いろんなジャンルのお金が学べる。
まずは家計簿をつけることと、一定の割合を貯金することから始めよう。お金の問題は誰しもが不安を抱えているが、だからこそ直視する必要がある。そうすれば、不安が具体的になり、解決に向けて動き出すことができる。怖いからこそ、直視せよ。まだ間に合うぞ。
今年は本当に大きく変化する1年になるだろう。楽しみである。