中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

ブレイキング シーズン4 第4話

飛行機の中でこれを書く。

 

第4話、厄介な存在のポイントは

  • スカイラーの作話能力
  • ハンク、捜査開始!
  • 疑いをかけられたジェシー
  • そして、彼はいなくなった。。。

 

ハンク、マリー夫妻についに財務状況を打ち明けるウォルター夫妻。ギャンブルで大金を手にしたという嘘の話に説得力を持たせるために、様々な工夫をする。台本まで用意したスカイラーに、呆れるウォルター。でもね、スカイラーは犯罪に向いてる気がする。妹もすごいけれど、姉もなかなか。血筋なのかしら。。。

 

ハンク夫妻宅にお邪魔し、打ち明ける。ハンク、そしてフリンも思っていたよりも柔らかく受け入れてくれた。いやいや、そんなことはいいのだ。問題は、ハンクが操作を開始したこと。ハンクが見せてくえたビデオには、ゲイルが歌を歌っているものだった。ウォルターは焦る。ゲイルのラボノートにw.w.へのメッセージが書かれており、これはもちろんウォルターのことなのだが、とっさにゲイルのお気に入りの詩人の名前を挙げて回避。もしこれがw.wじゃなくて、ウォルターホワイトと書いてあったなら大事件でこのドラマ終わってたよ。。。ウォルターへの疑いが消えたところで、捜査は今も続いており、指紋も残っていたことから、近いうちに犯人を捕まえられるだろうと。やばい、ジェシー

 

ジェシーは相変わらずお金の力でホームレスからジャンキーからを家に呼び、騒がしておくことでストレスから逃避して生活していた。自堕落そのもの。そこに例の暴れん坊くんが侵入。ジェシーをみてコレはあかんと判断し、ガスに伝える。消さないとめんどくさいですぜ、ボス!

 

仕事場に来ないジェシー。腹を立てたウォルターは携帯をかけながらジェシー宅へ。ところが鍵がかかっており中には入れない。なんとか窓から侵入するも、誰もいない。ジェシーの部屋に行くと、そこにはウォルターからの着信に震え続ける携帯が置いてあった。。。ジェシーはどこへ。。。

 

久しぶりにハンクが元気な姿が見れてよかった。シーズン1が懐かしい。最初はウォルターのバースデー会なのに気づいたら自分がコメントしているテレビをみんなに見せて主役を気取るなどやんちゃなことをしていたのだけれど、最近はもうただのめんど臭い障害を持ったおじさんになってたから。

 

ウォルターとガスがどこで対決するかですね。今回のジェシーの件で、ウォルター火を噴くか?

58冊目

58冊目。

ぼくらの仮説が世界をつくる(2015)

ぼくらの仮説が世界をつくる

ぼくらの仮説が世界をつくる

 

これは当たりだ。

 

宇宙兄弟ドラゴン桜、最近では大ヒットした「君たちはどう生きるか」の編集者をやっている株式会社コルクの佐渡島さんの本。youtubeザッピングしていた時に出会って、この人は面白いと思って手に取った。

 

いやあこれは面白い。あちこちに勉強になる考えが書いてあって、ちょっと飲み込むのに時間がかかる。

 

面白さ=質×親近感の公式はすげえと思った。そうだよなあ、親近感って大事だ。snsでつながっている人たちの投稿が面白いかといったらそれはまちまちだが、それでも見てしまうのは、確かに親近感かもしれない。

 

他にも、人間は基本的に変わらないので、欲望の本質を掴むことが大事ってのも納得がいった。馬車の時代から自動車の時代へ私たちは移行したわけだけれど、その過渡期にはいろんな問題があったはずだ。それでもやっぱり移行した、それはそっちの方が便利だから。「楽に、簡単に」は人間が持っている根本の欲求の一つ。馬車の方がかっこいいとか、この業界には人がたくさんいるから失業者が溢れて大変だとか、そういうのは短期的にはあるのかもしれないが、長期的にはやはり破れていく。これは未来を見通す上で有効な手段の一つだと思う。ほら、日本も最近キャッシュレスが進んでいるでしょう。あれだって、「楽に、簡単に」だ。そうやって、世界は変化していく。

 

ああ、宇宙人視点ってのも面白かった。今アマゾンゴーとかなんとかっていう店があって、そこではレジに行かずに直接バッグにものを入れてもいいらしい。なぜなら、勝手に決済が行われるからだとか。でもこれって宇宙人からしたらそっちの方が自然なんじゃないかと。レジに行ってお金とかいうものを渡してその代価として商品をもらうってなに?みたいな。常識を捨ててまっさらな目で社会を見ると発見があると。その目を維持するために、忙しくても年に2回以上は海外にいくという。なるほどなあと。

 

先日タイ人の友人が来日したので案内をした。そしたら、デパートの店員さんに驚いていた。なぜなら、お客さんがいなくてもしっかりと姿勢を正して立ち続けているからだ。日本では普通の光景なのだが、タイのデパートではお客さんがいないとスマホを見たり座ったり、人によってはテレビゲームをやっている。確かによく考えてみれば、客がいないんだから、別に立っている必要もない気がしてくる。いや、それがおもてなしだし、実際に日本人が日本のデパートで座ってたらイラっとくるだろうと言われるとそうなのかもしれないが、しかし時間は有限で重要な資源なのだから、スタッフさんも隙間にスマホをいじってニュースを読んだり人とチャットしたりしてもいいのではないか、そんなことも思ったりした。海外に行くというのは確かに視点を変えるということでいうと有効な手段だと私も思う。

 

ドミノの1枚目を倒せ、などまだまだ面白かったことはあるのだが、そろそろ疲れてきたので。発見が随所にある素晴らしい本だった。旅前に読了できてよかった。宇宙人視点でフィリピンを見てこようと思う。

 

ブレイキング シーズン4 第3話

第3話 マリーの苦しみのポイントは

  • 洗車場の買収計画
  • ジェシーはいつも通り
  • マリーの悪い癖が出てきた
  • スカイラーの恐ろしさ
  • 久しぶりに2人で笑顔になるホワイト夫婦
  • ハンク、生きがいを見つける?

前回眉毛くんに断られたスカイラーはウォルターに相談。そこからソウルの事務所へ。ソウルは相変わらず別の店を進めるが、スカイラーは頑なに譲らない。なぜそこまで?答えはシンプル。

「あのくそ眉毛がムカつくから。私を見下し、夫を侮辱した。潰す!」

 

ジェシーは相変わらずぼーっと。家にはジャンキーたちがたむろす。さあいつ抜け出せるのか!

 

マリーはハンク介護のストレスからモデルハウスを回るようになる。もちろんそこには虚言が盛りだくさん。感動するよ、あの作話能力には。しかしスプーンを窃盗し、警察へ。ハンクの知り合いが助けてくれた。はあ。。。

 

スカイラーは眉毛くんを潰すと決めたので、それを行動に移す。キッチンで泡が流れるシーンからアイデアを思いついたスカイラーは、「汚染水を流している、これは法律違反だ!」と攻め込むことに。ところが眉毛くんもしぶとく、なんの法律だ!と騒ぎ出す。そこで分厚い書物を引っ張り出し、マイナーな法律をなんとか引っ張り出し、彼を追い詰めたのだった。要は営業停止に追い込んだのである。そうすれば彼も売りを考えることになる。なんて役者だ、スカイラー。まあそれを実行したのはソウルからの使いで、シナリオライターがスカイなんだけれど。

 

夜、ウォルターとスカイラーがワインで乾杯。久しぶりに2人が楽しそうに話しているのを見た。この画は、2人の仲良しな「犯罪夫婦」である。スカイラーも実はかなり役者だし、頭も切れる。ムカつく奴は潰す。犯罪を行う「ブレイン」として優秀でしたと。お祝いだと買ったワインだって、気をつけなはれ、私たちは書類上お金がないのだから、贅沢したら怪しまれると警戒を緩めない。ウォルターですらうんざりする危機管理能力。これは素晴らしい組み合わせなのかもしれない。

 

ハンク。ここ数回ずっとさえない迷惑夫だったのだが、知人が持ってきた資料に目を通す。ほら、ジェシーが殺害したゲイルの現場の資料。おそらく次回、再びメスの事件を追うことになり、それが生きがいになってハンクが復活すると思われる。生きがいって大事だねえ。

 

あとはジェシーだね!

ローサは密告された

ローサは密告されたを見た。

 以前映画館で見て、今日DVDで再度。

 

最初この映画を見たとき、私は圧倒された。あまりにも希望がなく、息苦しさ満載だったからだ。どんどんと息が吸えなくなる感じ。それが最後、ローサの涙とともに解放される。そうだよな、泣くよそら。

 

ストーリーはシンプルだ。あるマニラの貧しい家族。生活のためにドラッグを販売しており、それを身内に密告され、いきなり警察がやってきて連行される。刑務所に入りたくなければ金をよこせと警察に脅され、子供達が奔走して保釈金を稼ぐという一夜の物語。

 

2回目を見て、やっぱり息苦しかった。ブレイクスルー!!!!って叫びたくなる。どこに行っても行き止まり感がやばい。貧しい連鎖はとんでもない閉塞感だ。この映画を見ると、しっかり仕事して稼がなくては!という強い気持ちになる。

 

数冊フィリピンの本を読んで、大体の事情が学んだ。この映画を見てしまうと、フィリピンパブ嬢のことがすごく納得できる。そら外貨を稼いで帰国してきたらたかられるわ。だってどこにも行き場がない日常なんだもの。そこに大きな希望がどんと。

 

生きるってことは綺麗事じゃないよね。嘘ついても、頭下げても、体売っても、生きていく。うまく言葉にできないけれど、エネルギーが内に湧いている。

 

さあ、フィリピンに行く日も近くなってきた。インジョイしてこよう。

57冊目

57冊目。

経済大国インドネシア 21席の成長条件(2011)

経済大国インドネシア - 21世紀の成長条件 (中公新書)

経済大国インドネシア - 21世紀の成長条件 (中公新書)

 

 難しかった。

 

インドネシア関係2冊目。前回読んだ本の中にお勧めとして書いてあったので。

 

人口大国インドネシアは20世紀終わりには沈没したが、スハルト政権を終えて直接選挙でユドヨノ大統領を選んだあたりからまた持ち上がっているそうだ。これ、フィリピンと内容が似ているね。

 

経済成長6パーセント以下になると、むしろ失業が増えるという大国ならではの悩みを抱えながら、しかし人口動態は素晴らしく、日本からすると羨ましい状態になっている。日本はとっくのとうに人口ボーナスが終わったが、インドネシアはこれからだぜ。

 

ただ、フィリピンの時もそうだったが、雇用を用意しないとむしろその人口が負債に働くという諸刃の剣。お気をつけあそばせ。

 

自分でも悲しいくらい感想文が薄いのは、ほとんど内容を飛ばしたからです。読んでいても眠くなるような硬い文章が続き、私には難しかった。入門編と言うのなら、前回読んだ本の方がずっといいと思います。

 

でも、インドネシアには関心が湧いてきてます。ってか俺はアジアが好きだね。また別の本を読みたいと思います。

 

 

56冊目

56冊目。

インドネシアが選ばれるのには理由がある(2012)

親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのには理由がある (B&Tブックス)

親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのには理由がある (B&Tブックス)

 

 良書!

 

今月にフィリピンに行くのだが、せっかく海外に行くのだから他の国も行けたらいいなってことで、候補がインドネシアです。

 

インドネシアは面白そう。人口が実は中国、インド、アメリカに続く第4位で2億5000万ほど。約9割がイスラム教であり、豚肉とアルコールを摂取しない。左手は不浄とされるので、握手以外にもなるべく右手を使うのが良い。そういえば、以前どっかで、悪いことをすると右手を切断され、一生不浄の手だけで生活されることを余儀なくされ、当然村八分を食らって生存不可能になると聞いたことがあったが、それはインドだったかな。意外にも親日の国で、それは豊富なODAだったり、日本がインドネシアの最大の輸出先であったり、オランダからの独立戦争の際に日本兵がともに戦ってくれたり、同じ島国なのに経済発展した日本カッケーだったりするそうです。

 

どこの東南アジアも一緒だが、だいたいインフラ整備が遅れていて、朝夕のラッシュが凄まじい。雨が降ればすぐに水が溢れる。

 

一番興味を惹かれたのが、「魔術」というものだった。インドネシアには、「ドゥクン」と呼ばれる魔術師がいるそうな。黒魔術が呪いで、それを解くのが白魔術。ファイナルファンタジーか!と突っ込みたくなるわけだが、これが笑い話ではないらしい。著者も原因不明の病に犯され、あらゆる検査をするも原因が不明、一体どうなると思った矢先に優秀なドゥクンを紹介され、背中から何かを食べてもらったらしい。そしたら翌日から元気になったと。これを受けて、大真面目に会社から「いくら払ってもいいから事務所と駐在員の家全部お祓いしてもらえ!」と指示があり、実際に行ったそうだ。

 

これ、何も一部の人間だけではなく、上流階級から一般大衆まで広く信じられているそうです。ただ、外国の人にそれを話しても信じてもらえないということで、秘密にされていると。いやあこれはもう聞いて回るしかないね!21世紀に魔術!すごい話だ!

 

フィリピンと同じく、インドネシアも人口動態が素晴らしく、2025年にピークを迎えるそうだ。うーん、見ておくに越したことはない。

 

ってことで、行けたら行ってみたいと思います。良い本でした。

ブレイキング シーズン4 第2話

暑すぎるぜ日本。。。夏、しんどい。。。

 

第2話 生き地獄のポイントは

  • ウォルター、銃を買う
  • ジェシーメンタル崩壊。1人でいられず毎日家でパーティー三昧。
  • ハンクも随分と残念な人になってしまった。マリーかわいそう。。。
  • 洗車場を交渉しにいったスカイラーだが、眉毛に断られる。。。
  • ウォルター、ガス殺害を試みるも用心棒に止められ、殴られる。。

冒頭に銃を購入し、必死に練習するウォルター。護身用ならもっとリスクの低い銃でいいというバイヤーのアドバイスを無視する。だって、これ殺害用だから。。。

 

ジェシーはメンタルがやられてしまった。前回ついにゲイルという罪のない人間を殺してしまったこと、目の前でガスが部下を殺し、圧力をかけてきたことが原因だ。やばいね、厳しいね。1人で静かな場所にいるとおかしくなるのででっかいステレオを購入し、低音ミュージックをガンガン鳴らす。また、たくさんの人を呼んで日夜パーティー。痛々しい。。。まあお金は腐る程あるわけなんだけれど。。。

 

ハンクは自宅でリハビリの日々。最近のマリーは好感が持てますね。盗み癖があったり、一言余計だったり、情緒不安定だったマリーが、今は良妻として立派にハンクを支えている。しかしハンクの落ちっぷりは思った以上で、いつもの豪快でユーモラスな彼は何処へやら。今は常に不機嫌でマリーに辛く当たる日々。そろそろマリーが壊れるだろうね。はあ、人生って難しい。。。ハンクの命を狙った双子はあの世に行ってしまったが、しっかりとハンクに障害を残すことで重い苦しみを与えている。そういう意味では復讐は達成されたのかもしれない。

 

スカイラー。この人は意外に頭がいいのだなと。演技派でもあるし。ピシッとスーツを身にまとい、綿密な下調べのもと、眉毛くんに交渉を持ちかける。洗車場、よこせ!ところが、眉毛君はウォルターに恨みがある。いきなり仕事をやめられ、しかも大事なチャームポイントである眉毛をいじられたのだ。許せない!ということで、法外な値段を主張。話にならない。交渉失敗。

 

ウォルター、ガスの家に向かう。もちろん殺すためだ。ところがどこからか監視されており、家に帰れと電話が鳴る。

 

後日、用心棒とバーで会い、話し合う。君だっていつ殺されるかわからないのだから、一緒にガスを始末しよう。しかし、ウォルターはボコボコにされるのだった。

 

なんだか全体的に重い空気になっています。どのパートも希望がない。まさに生き地獄?ソウル弁護士のキャラって偉大だなと思う昨今。