中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

25冊目!

記念すべき、目標の4分の1達成!

 

25冊目。

未来の働き方を考えよう(2013)

 ちきりんさんの本。

 

最近バイトを辞めたくてしょうがない私にとって非常に役に立った1冊。

 

変化の時代にどう適応していくか。寿命はバンバン伸びていく世界の中で、果たして1つの仕事だけをやり続けるってどうなのよと。サブタイトルにある通り、人生は2回生きられる。40過ぎたあたりから一度人生を考え直して、別のキャリアを始めるのもいいんじゃないのと。実際にちきりんさんはその選択をした一人。面白い。

 

「しまった!チョイス間違えた!」と思ったことが、間欠泉キャリアと呼ばれる部分。一定の期間働いて、そろそろいいかなというところで仕事を辞めて数ヶ月海外に行くなり学校に通うなりの生活をし、再び働くスタイル。これは普通のサラリーマンには難しいのだけれど、需要がむちゃくちゃある医療系や介護系、そしてIT系は可能だと。旅を愛する私はこの道を選ぶべきだった!失敗した!そういえば、旅先で出会う人って外国人を含めて看護師とエンジニア率は高い。タイで出会った人は、なんと1年の休暇だと言っていた。ほんとかどうかは知らないが、1年の休暇ってどういうことなんだとフリーターは思ったのだった。

 

日本人は英語を話せない。なぜなら、それが必要な環境にないから。島国だし、日本人相手に商売をしていれば、十分に経済が回るからだ。ところが、これからは違う。どんどん日本人は減少し、老いていく。少子高齢化です。日本の市場は小さくなっていくので将来性がない。故に、海外に目を向けざるを得ない。これからはついに日本も英語を喋れる民族になっていくだろう、だって必要なんだから。

 

少子高齢化は日本だけの話ではなく、先進国に見られる現象(アメリカは例外)。一方地球の人口は増え続けている。主に新興国で人口増加が止まらないからだ。人口=パワーなので、これからは「先進国→新興国」のパワーシフトが発生する。今は欧米発のカルチャーが日本、そして世界に伝播するスタイルだが、未来は逆で、先進国の人間たちが新興国のカルチャーを取り入れるという流れになる。わお、面白い!

 

この本を読んで、海外で生活することを考えてもいいなと思った。今フリーターをしている理由の一つに旅が好きなのがある。海外の空気は日本と違って力に満ち溢れているし、やはり楽しいものがある。フリーターってことは、別に今の仕事を辞めたって構わないということだ。大企業に勤めているわけでもなし、失うものはそんなにないはず。

 

ちきりんさんは、「やりたいことを明確にしよう。もし今あなたにやりたいことがあったら超ラッキー!だって多くの人はそれがわからないんだから!」と言っている。忙しさやら何やらを言い訳にしていたけれど、一度じっくり「自分の理想の生活」を考えてみようと思う。

 

それにしても、ほんとよくこんな本を書けるなあ。こういう人が眺める世界というのは私のそれと全く違うんだろう。

 

これで目標の4分の1、25冊が終了。今の所、本を読むことへの苦痛は全くなく、むしろもっともっとたくさん読みたいという心境。読めば読むほど知識がつくし、それによって見える世界も変わる。何より生きることが楽しくなりました。いい趣味を持てたぜ。ちなみに、もしここでアウトプットをしなかったら早々にリタイアしたと思う。誰が読んでいるわけでもないが、アウトプットすることで知識に定着するし、今これを書いている時間がすごく楽しい。

 

次のステップは、50冊だ!