62冊目
ちょっと溜まっているのでサクサク進める。
62冊目。
未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること (講談社現代新書)
- 作者: 河合雅司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/05/16
- メディア: 新書
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大ヒットした未来の年表、2冊目。
未来について書かれた本が売れている。AIなんかホットなテーマだけれど、このシリーズは少子高齢化がさらに進んで行くと日本は一体どうなるのよってのをわかりやすく書いてくれている本。
色々書いてあるが、一番心に残ったのは、インフラについてだった。人が減る、もっというと生産年齢人口が減るってのはどういうことか。それは、サービスの提供者が減るということだ。つまり単純に考えて、日本は不便になる。
で、別にエンターテイメントの業界で人が減っても死ぬわけじゃない。ところが、農家が減るとか、救命救急士が減るとか、消防士がいませんとなってくるとことは深刻だ。生きることに直結するからだ。先日のヤフーニュースで自衛官の応募年齢を引き上げるとあったけれど、国のインフラ人材が減っていってしまうとかなり怖くないでしょうか。
私たちが愛してやまない超便利なアマゾン。これだって、実は地味な配送という作業があって成立している。今年の春に引越し業界がパンクしたように、ドライバーが今足りていない。働ける人はどんどん減っていくのだから、将来はさらに厳しくなる。地方では買い物に行けないお年寄りもさらに増えるのだから、ドライバーの需要は増す一方だ。そしたらアマゾン使えなくなるかもよ。AI?自動運転?それっていつになったら始まるの?導入コストは?ってか、AIが車を運転しても、マンションのポストに直接投函してくれるわけじゃないのだけれど。。。。
こういう内容に触れていると、改めて仕事の原点に立ち返る。「好きなことを仕事に」が流行っている今だけれど、もともと仕事ってのは社会を回すために必要な作業であって、あんたの好き嫌いなんて聞いてない。ドライバーを今やっている人はもしかして、今の日本を支えているのは俺たちだ!と誇らしいのかもしれない。全員がyoutuberになったら国は潰れる。社会は停止する。
日本はなんやかんやで安心安全でご飯も美味しいしマナーもあるし(海外に来ればわかる。日本にいるときの自分でいると、自律神経をおかしくします)、素晴らしい国だ。でも、21世紀はおそらく沈んでいく。さあ、そろそろ日本人が再び目覚める時だ!満たされちゃってモチベが湧かないとか言ってる若者よ、このままだとちゃんと日本は落ちていくよ。今こそ頑張る時じゃ!
まあまあ、こういう未来予想が一体どれほど現実になるのか。今を生きてる1人として、見届けたいと思う。