中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

映画祭り

4月に旅が控えている。おそらく2週間以上の旅になる。きっと楽しい旅になるであろう。

 

問題は、帰国後。またバイトをしてお金を貯めて旅に出るスタンスでやっていくのか、あるいはもう旅は卒業して腰を据えて何かしらの職業に就くのか。まだ決めていないけど、だんだんバイト生活にうんざりしてきている自分がいる。まあそれを決めるのは今じゃなくてもいいんだけど。

 

何をすればいいだろうとか、なんだか力が湧かないぞとか、行き詰まった時の一つの対処法として芸術に触れるというのがある。私の場合、映画を見るというのをよくやる。

 

と言っても、真剣に集中して見るというよりも、寝っ転がりながらぼんやりした状態で見るんだけど。今日はお休みだったので、Huluで3本見た。寄生獣ダークナイト

 

これがなかなか面白かった。染谷くんの演技は「ヒミズ」でもそうだったけど熱量があって好きだし、確か3Dはメタルギアソリッドでおなじみの小島監督が関わっていたような気がするんだけど、それも良かった。どこまでも感情がなく論理的なミギーたちの振る舞いは、いかに自分たちが感情を持った生き物なのかがよくわかったし、考えさせられる部分もあって楽しめた。

 

ダークナイトは有名な作品だけど、やはりジョーカーのキャラには魅力を感じる。すごく惹かれるんだよな。奇を衒う感じ、人間という生き物をエグく追い詰めることで本性を暴きたいという欲求寄生獣の田宮良子も言っていたけど、実験、試したい、好奇心。だからやってることはとんでもないんだけど、どこか茶目っ気があって、子供のいたずらっぽさを感じさせる。いい映画だ。

 

なんかもっとうまく言葉でまとめたいけど、できない。なので映画評論家町山さんの評論を。まだあまり理解が進んでいないんだけど、すごく面白い。こういうのが無料で聴ける現代。素晴らしい。


【納得】町山智浩 ダークナイト ジョーカーの魅力を語る

 

石原慎太郎って全く知らなかったけど、随分過激な人だったんだ。時計仕掛けのオレンジ、聞いたことはあるが見たことない。失楽園も読んでみようかな。

 

こうやって興味の幅は広がっていって、少しずつ活力を取り戻す。