中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

気づいたら年末

やべえ、気づいたら3ヶ月も空いていた。そしてもう、年末である。28歳である。

 

ブログのモチベーションって難しいなと思う。社会に出す文章だから何でもかんでも載せていいわけじゃない。情報を絞ったり、質を吟味したり。そして労力を使って書き上げて載せても、特に反応があるわけじゃない。

 

当たり前である。今やネットには無数の面白いブログがあるわけで(ちきりんさん、phaさんくらいしか知らないんだけど)、私のブログが知られることはまずないし、今読み返しても別に面白くもないのだから。

 

あれ、そもそもなんで私はブログを始めたのだろうか。

 

読み返してみると、なるほど、人生に行き詰まりを感じていてそこから脱出の糸口になるかと思って友人の誘いもあって始めたそうだ。細かいことはやっていくうちに整うでしょうとか書いてあった。なるほどなるほど、最初からゴールも何もなく、なんとなくで始めていたのか。

 

じゃ、こうなるわな。

 

読者として「いいなあ」と思えるブログって、例えば

  • phaさんのように面白い生き方をしている人のブログ
  • ちきりんさんのように読むと勉強になる人のブログ
  • 厳しい環境を生きている人のブログ
  • 旅人のブログ
  • 海外在住者のブログ
  • 自分と同じ趣味の人のブログ

じゃあ私はどれに入るのかと言うと、何もないな。旅が好きなのでそっちのブログにしたら少しは人の役に立てるのかもしれないけれど。私は貧乏旅行をよくするので、例えば空港から市内までの安い交通機関とか(バスがだいたい安いんだけど、場所が不明瞭なのでその場所を写真付きでアップするとか)、安い宿の情報を載せたりとか、あとは単純にその国の文化やそこに行ってみた感想なんかは面白くなるのかもしれない。

 

ま、読者をたくさんつけたいとか、有名になりたいとか、お金を稼ぎたいと思うのならしっかり的を絞ってマーケティング的なことをしなさいなってことですね。で、それができないならとりあえず好きなことだけを書きつづれ。今すごく有名になったhikakinさんは、最初自分のボイスパーカッションの動画を載せていたわけだけど、あれは好きでやっていたよね。megwinさんも中野でバイトをしながらやってる時代から見ているけれど、好きだからこそやれること。毎日動画をあげるとか、本当にめんどくさいことだと思うよ。企画、演者、カメラ、照明、そして編集。これ全部やって、しかもそれ自体にお金は入らない。人気が出ないと、人が見てくれないと広告料は発生しない。それでもできるってことは、やはり好きなことだったからだ。

 

つまり、私はブログを書くこと自体にそんなに喜びを感じておらず、見返りを求めていて、それが手に入らないから次第に足が遠のいているわけですね。

 

さて、そんな怠惰な劣等生がなぜ今戻ってきたのか。

 

最近、読書が趣味である。毎日必ず読んでいる。夢中。とにかく面白くてしょうがない。ああ、学生時代にこの状態になれたらなあ。。。なんて思っていたりする。

 

でもね、不満だ。なぜなら本で得た知識を使う場所がないし、面白い!と思った本を勧められる人がいない。自分一人で「面白かった!」だけで片つけると、なんだか勿体無い気がする。それに、使わない知識は忘れていく。元々欲張りであるから、せっかくなら読んだ本の知識を忘れずに有効活用したい。

 

そこで、このブログである。方針も何もないダラダラしたフリーターのブログ。そこに一つの方向性を与えようではないか。つまり、「本を紹介する」ということ。読んだ本についての感想や学んだことをあげていく。そうすれば私の知識が定着しやすくなるし、アウトプットできるので良い循環になる。自分の読書記録として形に残るので、振り返るのも楽しいだろうし、もしかして読者の皆様の役に立てるかもしれない。

 

飽きっぽい私だけど、来年の目標は「100冊読む」に決めた。やってみよう!