中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

ほどほどの健康づくり

7冊目、「よくわかる栄養学の基本としくみ」

 

図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ)

図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ)

 

 

栄養学。一時期何冊か読んでいたことがある。すごく苦手だ。なぜなら、著者それぞれ言ってることがバラバラだから。Aさんは支持する食品が、Bさんは取ってはダメだと書いている。こういう類のテーマが、私は大の苦手だ。はっきりしてほしい。

 

今年は100冊本を読むと決めたので、ならもう一度その複雑怪奇な栄養学に挑んでみよう。そう思ってこの本をチョイスした。医学部教授の方が書いておられるので、内容はしっかりと科学に基づいているはずだ。一風変わったものじゃなく、とにかくスタンダードの栄養学が知りたかったので。

 

入門的なタイトルだが、中身はなんというか、教科書です。全部読むというよりも、何か知りたい時に紐解く辞書的な扱いの方が良いかなと。化学の用語とかも結構出てきます。栄養学校の方、医療系の仕事についている方にはおそらくわかりやすい良書のはず。ただ文科系の私にはちょっととっつきにくさを感じた。また、本の出版が2009年なので、若干情報は古いかもしれないですね。

 

それでも勉強になったことはあって、食べ物が口から入って便として出るまでの基本的な流れや、肥満のメリットデメリット、栄養不良になると何が起こるのか、体に良いものだからといって取りすぎると過剰摂取になってむしろ不健康になるなど。やはり、運動大事。食事も大事。肥満はアウト。中庸で行こう。

 

私は今28歳。もう若くない。健康に気を使わなければ!

 

でも同時に、どれだけ気を使おうが健康診断の結果が良かろうが、病気のリスクは0にはならない。すごく優秀な生活習慣を持っている人でも、突如病に倒れたりする。それが人生。あんまり頑張りすぎてもしょうがないというか、逆に頑張りすぎることがストレスとなって不健康になったりもする。

 

いい具合にやっていきましょう。でもきっと、私みたいな堕落人間はやりすぎるくらいでようやく人並みなんだと思う。