中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

21冊目

最近夜眠れない。ストレスかしら。

 

21冊目。

マレーシアでロングステイ(2013)

マレーシアでロングスティ 最新版 (大人の海外暮らし国別シリーズ)

マレーシアでロングスティ 最新版 (大人の海外暮らし国別シリーズ)

 

老後は海外で暮らしちゃいませんか?っていう本。実際にリタイヤ後にマレーシア移住をした人たちの話が載っている。

 

そもそもマレーシアに行ったことがない。知識もない。ただ、一度台湾のゲストハウスに泊まった時に出会った人が、将来はマレーシアに住んで悠々自適に過ごすんだと夢を語っていた。彼はまだ20代で、ITで独立して移住を考えている人だった。わお、21世紀っぽい。かっこいいな。

 

なんでも老後の移住先として、マレーシアは大変優秀らしい。治安も悪くないし、ご飯は美味しくそれでいて安い。親日でもあるし、医療のレベルも良し。さあ、行くしかない!

 

シンガポールと一緒で、マレー系、中国系、インド系で構成されているのだけれど、比率が違う。シンガポールでは一番多いのは中国系だが、マレーシアでは当然マレー系で6割。次に中国が3割、最後のインドが1割。

 

面白いなと思ったのは、それぞれの食文化である。マレー系の多くの人はイスラム教徒なので、豚肉を食べることができない。一方インド系のヒンドゥー教徒は牛を食べない。そして中国系はどっちもオッケー。自分が食べたいものや宗教によって柔軟に店を選べる国、それがマレーシア。

 

ちなみに、これはマレーシアに限らない話だが、海外にいても年金はちゃんともらえるとか、日本の国民健康保険には「海外療養費」というのがあって、海外での疾病治療費の一部が払い戻されるなどの情報も載っている。個人的に有益な情報だった。

 

私は旅が好きで、東南アジアを1ヶ月以上周ったことがある。そこで思ったことは、「海外で生活するのもありだな」だった。そら日本よりは危なかったりサービスが悪かったりするところもあるが、同時に力に溢れていたりのびのびしていたりと日本では味わえない喜びもある。この本を読む限り、結構楽しいみたいですよ。

 

実際に住むかどうかは別にしても、住むという選択肢に思いを馳せると、なんだか人生がより自由に感じられて胸が踊る。最近忘れていたわ、トキメキ。。。

 

マレーシア行きたい。