45冊目と近況
最初に近況を。
だいぶ更新に時間が空いたのは、海外にいたからです。せっかくの海外ということで読書は控えて旅を楽しんでいたのですが、アクシンデント発生。帰国が困難になりようやく帰ってきた次第。日本は安全で素晴らしい。
はい、ではいつも通りに行きます。
45冊目。
科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!(2016)
メンタリストのダイゴさんイチオシ。
何カ国か海外に行ってきたのですが、その内の一つがタイでした。
タイは現在日本以上に観光客が多い観光大国であり、タイ人は外国人に慣れています。故にフレンドリー、楽しい時間を過ごせました。ところが、日本と同様、英語を話せない人が多い。レストランならともかくとして、屋台の人に英語は通じない。これが結構悲しくて。
というのも、タイに長く滞在したために行きつけの屋台というのができたのです。顔を覚えてくれて、私が訪ねるとすぐに同じメニューが出るような、まさに「いつもの!」状態。いいおばちゃんだなあと笑顔でやり取りをするのですが、如何せん言語が通じない。うろ覚えのタイ語でお金のやり取りはできても、タイの生活はどうだとか、日本にきたことがあるかとか、できない。やだ、話したい!
ということで、タイ語を学ぶ決意をしました。そこで、この本。あまり時間もお金もない中でさてどうやって勉強したらいいのか。その答えを求めて読みました。
結論として、非常にシンプルです。まずは文法をやること。言語学習は実はスポーツと同じ、つまりは技術習得なのです。文法は素振りにあたります。最初は一つひとつフォームを確認し、丁寧に。次第に量をこなせば体が「自動的に」動くようになります。それと並行して筋トレに当たる「単語学習」をする。そうやって基礎力がついたら試合に出る。こんな流れです。
もちろん運動部の部活が週1であって良いわけがありません。言語学習も毎日やるのが基本です。これは本田直之さんも言ってました。語学は短期集中がいい。
面白かったのが、最初はリーディングとリスニングをやれという教え。ストックがなければ書けないし話せない。まずはインプットに専念すること。実は英語だとみんな学生時代に多かれ少なかれやっているので、ストックがあります。ちょっと会話練習をすれば意外に話せるのです。ところが、当然タイ語は何も知らない。言語の仕組みもリズムもわからない。だからこそ、まずはインプット。
ただ、タイ語の文字はとっつきづらくてたまらない。私の目指すは屋台のおばちゃんとのコミュニケーションなので、とりあえずリーディングは飛ばします。代わりにシャドーイング(音声の後に影のようにくっついて発音するメソッド)を使用して短期で耳と口を鍛えたいと考えています。
効率的な言語学習をしたい方、オススメです。