中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

ブレイキング 第4話

4話のポイントは、

  • ついにウォルター、肺がんであることをカミングアウト!
  • ジェシー、実は名家の息子であることが判明!
  • ウォルターのメスの需要が増え始めてきた、ビジネス再開の匂い
  • 気に入らないやつの車を爆破、ウォルターだんだん行動が派手になってきた

 

ついにウォルター、家族に肺がんであることを告知。皆絶句。なんで喫煙しないウォルターが肺がんなのよ!と。信じられないということで、信頼できる医師に再チェック、これがまさかの4000ドル!40万以上!高い!アメリカの医療費は本当に高い!その費用を捻出できるのは、メスで稼いだお金があるからだ。

 

医師の診断を受け、高品質の治療を勧められるも、金額がとんでもない。9万ドル。1000万とかありえないでしょ!でも奥さんのスカイラーはお金ならなんとかなると。大事なのはあなたなのと。それは確かにその通りなのだが、そもそもウォルターが悪事に手を染めたのは2年ほどで自分が亡くなってしまったあと、しっかりと家族にお金を残しておきたかったからだ。1000万も医療費をかけてしまったら、せっかくの悪事の意味が消える。ウォルターはイエスとは言わない。言えない。お金の問題は綺麗事じゃなく存在している。大きな問題だ。

 

そんな中、久しぶりにジェシーが登場。しかも直接ウォルターの家へ。なんでもジェシーの友人がありったけのメスを欲しがっているそうで、ビジネス再開の知らせだった。しかしウォルターはそれを断る。まあでも、おそらく再開するだろうね。医療の面からお金が必要なのは明らかだ。きっとやる。

 

ジェシーは実は名家のお坊ちゃんだったようだ。どうやら彼の両親からは勘当されているようで、久しぶりの帰宅にも気持ちのいい対応はない。ジェシーの弟君は大変優秀な子供で、両親の期待を大きく背負っている。ジェシーよ、どうして道を踏み外したのか。両親の不和?これからきっと明らかになるであろう。

 

さて、最後にあのシーンに言及しないわけにはいかない。

 

病院の診断費用を払うために銀行に行った際、駐車スペースを無理やりぶんどってきたマナーの悪い男がいた。なんでもトレーダーのようで、こちとらお金に苦労してるにも関わらず、大きな声でお金の話をベラベラと。胸の大きな女性を「牛」と呼ぶなど、とにかく品のない、周りの人間を見下した成金。ウォルターだけではなく多くの視聴者も彼に苛立ちを覚えたに違いない。

 

そんな彼と、再びガソリンスタンドで再開するウォルター。彼が車を置いて店内へ入るとなんの躊躇もなく彼の車に近づき、ボンネットを開け、何かの機材をぶち込む。何事もなかったかのように自分の車へと歩くウォルター。その数秒後、「ドカン!」と成金の車は爆発した。少しにやけるウォルター。大いに盛り上がる視聴者!私も大いにスカッとした。

 

しかしここで気づかなくてはならない。ウォルターは確実にブレイキングバッド、つまり悪い方へと転がり落ちている。前のウォルターなら躊躇したはずだ。悪事を積み重ねたことによる慣れ、そして常に自分を偽らないといけないストレスが彼を暴走させている。

 

この過程の描き方がとにかくうまい。あー、今日も楽しかった!これで貯金は終了。明日から毎日1エピソードずつ更新です。