中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

ブレイキング シーズン2 第3話

第3話、脱出の代償

この回は好きだ。ウォルターの本音、そして彼はもうすでにかなりの役者として多くの人を騙す人間になってしまったことがわかる回。

 

ポイントは

  • ウォルター、記憶喪失キャラを熱演。
  • ウォルター、守秘義務を持つドクターに本音をぶちかます
  • ハンク、トゥコの件で英雄になる
  • 家族の冷たい反応

前回、ハンクが突如やってきたために逃げ出した2人。さて、どうして戻ったらいいのか。家族になんて説明すればいい?いきなり家を出て行方不明。本当のことは言えない。。。

 

そこでウォルターが考え出したのが、記憶喪失を演じることだった。とあるスーパーマーケットで全裸になり、運ばれる。病院のベッドで無事に家族と再会するウォルター。しかし数日の記憶がない。医者は原因を追求する。

 

もちろんそんなことをしても意味はない。検査をしても問題なし。当たり前だ、演技なんだから。ウォルターは自分が元気であることをアピールし、家に帰ろうとするが、医者たちはそれを許さない。原因がわかるまで危険だから無理だというのだ。カウンセリングまで受ける羽目に。そこでシビレをきらしたウォルターは、医師に守秘義務について詳しく聞く。自分の家族も警察も誰も知ることができないが、唯一患者が誰かを殺害するつもりだった場合のみ、その人に伝えられると。それをしっかり確認したウォルターは、本音を語り始めた。

 

「これは演技だ。全く問題ない、全部覚えている。家から逃げ出したかったんだ」

「一体何からそんなに逃げ出したいんだね?」

「私は化学の高校教師では収まらないほど優秀な人間だ。年収は4万ドルほど、かつての同僚の足元にも及ばない。奥さんは不意の妊娠、高校生の息子は脳性麻痺。そして私の余命は18ヶ月。もうわかったろ?」

 

まあわかっていたけれど、やっぱりウォルターは高校教員である自分に苛立っている。もっともっと自分を発揮したい認められたい。これは彼がメスを作り始めた大きな理由の一つだ。気持ちはわかるなあ。

 

ちなみに、病人の演技をやめて医者に語るときのウォルターはすごい。一気に顔が悪人ヅラになる。この人の演技は幅が広くてすごいなあと感心する。

 

一方、トゥコを潰したハンクは、みんなから表彰され、英雄扱いを受ける。確かこれがあとあと色々あった気がするんだけれど、さてどうだったか。でも確かにハンクはかっこよかったよね。しっかり銃でトゥコを仕留めたシーン、クールでした。

 

あーだこーだがあって、ようやく退院できたウォルター。家に帰ってきて一安心。お金や銃も大丈夫だったし。

 

最後、ウォルターとスカイラーがベッドの上で。

「もうどこにもいかない。迷惑をかけた」

「ところで、携帯を二つ持っているの?」

「え、持ってないよ」

「あ、そう。。。」

背を向けるスカイラー。

 

次の話はおそらく、家族の信頼を取り戻すような話になる流れ。まあ流石にしょうがないよね、誰でも疑うし、信用失うわそりゃ。さてどうなるか。