中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

ブレイキング シーズン3 第9話

もう何話連続で見たかも忘れた。それだけ溺れた一日だった。いいじゃんたまには!

 

第9話 不条理な世界のポイントは

  • 収入も自由もねえと愚痴り始めるジェシー
  • 将来歩けるかどうかわからないハンク
  • ガスとウォルターの話し合い
  • 独立に向けて動きだすジェシー
  • ちょっと異なる「真実」をマリーに語り始めたスカイラー

なんでも元締めのガスってのはすごくお金を稼いでいるらしい。それに比べて俺たちは3ヶ月で150万ドル。これってどうよと文句を言いだすジェシー。いやいや、3ヶ月で1億だよ、悪くないだろとウォルター。ジェシーの言ってることもわかるが、本当にこの人たちって争いまくるね。信頼とかパートナーって言葉を使ってるんだからもう少し仲良くしたらどうなんだよ。見てても「またか。。。」感がすごい。それともアメリカって言い合いが当たり前なんだろうか。。

 

ハンクは一命をとりとめた。しかし、歩けるかどうかははっきりと言い切れないという。今現在も足に感覚が戻りきっていない状況。もちろんこんなのありえないとぶちぎれるのはマリーの仕事。金出せばいい治療を受けられるんですかと楯突く。この姉妹ってすごいな。。。

 

ガスとウォルターの話し合い。ウォルターは全て分かっているようだ。つまり、ハンクに警告をしたのも、双子とハンクを潰し合わせて覇権を握ろうとしたのも、ウォルターを生かしたのも、全部ガスの戦略によるものだと。素晴らしく頭がいいし、もし自分があなたの立場ならそうしていただろうと告げる。で、最後に尋ねる。もし契約期間の3ヶ月が終わったら、私はどうなる?すると、さらなる金額を設定しての契約延長だった。。。ガス怖い。。。

 

ジェシーはなんだかイライラしていて、もうやってらんねえと。税金だのノルマだのを気にして生きるなんてアウトローじゃねえとか言い出し、以前の仲間たちと何やら企み始める。ジェシーって要所要所で狂うよねえ。最初は自分のおばさんがガンだったこともありウォルターを気遣ったり、男前なシーンもあったけれど、やっぱりストレス耐性が低く、言葉遣いも荒く、あまり好きになれない。

 

さて、素晴らしいハイレベルの治療を受けようと決めたマリーだったが、もちろんここはアメリカです。無茶苦茶高いわけだ、保険適用されないハイレベル医療だし。ってことで頭をかかえるのだが、そこですごく自然に、スカイラーがカミングアウトを始めた。あまりに不意打ちだったのでウォルターもうまく反応できずにいたが、内容は「ウォルターはギャンブルで大金を得た。だからハンクの医療費を支援します」だった。スカイラーは今までの夫婦関係のトラブルは金だったとし、ほぼほぼ正しい説明をした。ウォルターにとって死期がわかって一番辛かったのは、自分が何も残せないことで、だからギャンブルに走ったと。いきなり姿を消したのもギャンブルに大金を突っ込んで全部刷ったから自殺を計ったんだと。しかし今は、優秀なウォルターくんはブラックジャックの必勝法を編み出したと。ウォルターも途中から懸命に話を合わせた。

 

のちにウォルターとスカイラーが2人で話す。

スカイラーは、今回ハンクがやられた原因はウォルターであることを知っていた。それでハンクがやられてしまった、黙って見ているわけにはいかない、そこであの話を思いついたらしい。

 

さあさあ、面白くなってきた。ウォルターのお金が動き始めている。スカイラーには隠す必要がないからやりやすいし、夫婦揃って知恵を出せばいろんなことがうまくいくだろう。しかし嘘ってのは厄介で、バレないようにするためにはつき続けることが必要だ。そして嘘を重ねれば、もう後には戻れないし、どんどんいびつな世界になっていく。ストレスもすごいだろうなあ。

 

ハンク、歩けるようになってほしいです。

 

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