56冊目
56冊目。
インドネシアが選ばれるのには理由がある(2012)
親日指数世界一の国! インドネシアが選ばれるのには理由がある (B&Tブックス)
- 作者: 茂木正朗
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 単行本
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良書!
今月にフィリピンに行くのだが、せっかく海外に行くのだから他の国も行けたらいいなってことで、候補がインドネシアです。
インドネシアは面白そう。人口が実は中国、インド、アメリカに続く第4位で2億5000万ほど。約9割がイスラム教であり、豚肉とアルコールを摂取しない。左手は不浄とされるので、握手以外にもなるべく右手を使うのが良い。そういえば、以前どっかで、悪いことをすると右手を切断され、一生不浄の手だけで生活されることを余儀なくされ、当然村八分を食らって生存不可能になると聞いたことがあったが、それはインドだったかな。意外にも親日の国で、それは豊富なODAだったり、日本がインドネシアの最大の輸出先であったり、オランダからの独立戦争の際に日本兵がともに戦ってくれたり、同じ島国なのに経済発展した日本カッケーだったりするそうです。
どこの東南アジアも一緒だが、だいたいインフラ整備が遅れていて、朝夕のラッシュが凄まじい。雨が降ればすぐに水が溢れる。
一番興味を惹かれたのが、「魔術」というものだった。インドネシアには、「ドゥクン」と呼ばれる魔術師がいるそうな。黒魔術が呪いで、それを解くのが白魔術。ファイナルファンタジーか!と突っ込みたくなるわけだが、これが笑い話ではないらしい。著者も原因不明の病に犯され、あらゆる検査をするも原因が不明、一体どうなると思った矢先に優秀なドゥクンを紹介され、背中から何かを食べてもらったらしい。そしたら翌日から元気になったと。これを受けて、大真面目に会社から「いくら払ってもいいから事務所と駐在員の家全部お祓いしてもらえ!」と指示があり、実際に行ったそうだ。
これ、何も一部の人間だけではなく、上流階級から一般大衆まで広く信じられているそうです。ただ、外国の人にそれを話しても信じてもらえないということで、秘密にされていると。いやあこれはもう聞いて回るしかないね!21世紀に魔術!すごい話だ!
フィリピンと同じく、インドネシアも人口動態が素晴らしく、2025年にピークを迎えるそうだ。うーん、見ておくに越したことはない。
ってことで、行けたら行ってみたいと思います。良い本でした。