74冊目
74冊目。
まず、私は糸井重里のファンである。購入動機はファンだから。
なぜ好きかというと、あの独特の柔らかい文体。やんわりしていて、でもちゃんと意見は言っている。難しい言葉を使わず、詩的な部分も感じられる。言葉の使い方がうまい(何様だ俺は)。言葉で食っていくってこういうことなんだなと身体でわかるレベル。
そんな糸井さんの話をライターの古賀さんが丁寧に聞いて、編集した本。
すごく面白かった。
糸井さんはお母さんの記憶がない。だからこそのマザー。糸井さんが魅力的なのは、笑顔の奥にちょっぴり寂しさが見えるからかもしれない。
お父さんが辛そうに働いていたのを見て、大人になったら自分も働かなくちゃいけないと未来を嘆いて泣いていた話が好き。結論として糸井さんは楽しく働くことに成功したのだけれどね。
任天堂の岩田さんと交流があることは知っていたけれど、まさか岩田さんの奥さんが嫉妬するほどの仲だとは思わなかった。
ほぼ日ファン、糸井重里ファンはマストです。買ってよかった。読んでよかった。いつのまにか68歳の糸井さん。のんびり彼らしい言葉遣いで綴られた物語はユーモアに富んでいて面白いし、生き方の参考にもなる。
いずれやってくるお通夜を楽しい場所にするのが彼の最終ゴール地点。いいゴールだなと思った。
73冊目
夏も終わり、じわじわ涼しくなってきましたね。
74冊目。
(146)自分のことだけ考える。: 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書)
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: 新書
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ホリエモンはブレない。無駄を省いた超合理的な人間だ。
この本には彼のストレスマネジメントが書かれている。やっぱり多動できるってことは自分のストレスを発生させない、させてもすぐに解消するメソッドがあるんですよね。そうしないとパンクするから。彼だけじゃなくて、落合陽一とか前田祐二とか、ああいう人たちって独自の哲学や決め事を作って滑らかに生きてるからこそ多動なんだと思う。
やっぱりホリエモンの素晴らしさはテンポと決断力にあると思う。ポンポン決断してガンガン動く。だから高速のサイクルが回る。自分の場合、いつまでもAかBかが決められず、決めても本当にそれでいいのか執着し、それによって時間とエネルギーを浪費し崩れ去ることが多い。決断できないから遅いし疲れるのだ。
ホリエモンは不安や考えごとで夜眠れないという状態が理解できないらしい。その日のうちにストレスも問題も考え事もきっちりケリをつけて布団に入るからだそうだ。AかBか迷ったら、とりあえずAと決めて眠ってしまう。どっちがいいかなんてやってみないとわからないし、失敗が成功に繋がることもあれば、成功が慢心を生み長期的に見れば失敗することもある。そんなことにいつまでも悩まない。物事を前進させることが最優先だ。
ホリエモンの多動の基盤を垣間見た。眠る前に全てを終わらせるというスタイル、真似したい。少しずつやってみよう。いい本。
72冊目
72冊目。
多動力の英語バージョン。
ホリエモンのイメージでいうと、「どうせ翻訳機がこれから発達するんだから英語なんて時間の無駄じゃん!」という主張をしそうだったので意外な本書。英語はやりましょうぜ、もうグローバルだし。
ホリエモンって同じことを言い続けているなあと思った。
- とにかく行動あるのみ!
- 猿のようにハマれ!
- 現状維持はあかん!衰退するぞ!
- 情報大事!
- バカであることを自覚しろ!
ってな具合。ツイッターを見ても、だいたいここらへんに感銘を受けている読者が多い。私も読んでてやる気が出てきた。行動しない奴ってつまらないですよね(自己嫌悪)。
個人的に面白かったのは、QQEnglish社長のコメントだった。これからの若者は
1英語を学び
2アジアの熱気に触れ
3情報を発信しろ!
と主張していた。これから時代は大きく変わる。欧米中心からアジアへウェイトが傾いていく。日本に閉じてる場合じゃないぞ、英語は喋れませんなんて日和ってるのもダメだ、どんどん外に出ていき刺激を受けながら情報を発信せよ。
その3つ、どれも私の琴線に引っかかったのでやっていきます。ってかもうやってるわ。
ホリエモンの本が売れるのって、常に時代の最先端を走っている彼からの情報が欲しいというのと、彼の勢いや熱気をゲットして元気になりたい人が多いからだと思う。リポビタンD的な。
ホリエモンのいつものメッセージに、5人のグローバル人材が英語について語っている。やる気が出る本。私はローカル人材じゃなく、グローバル人材になりたいと思った。
オンライン英会話を始めようと思う。
71冊目
71冊目。
YouTubeで小さく稼ぐ ~再生回数2億回の達人が教える、撮った動画をお金に変える方法~
- 作者: MEGWIN-関根剣
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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youtuberMEGWINさんの本。
これはよかった。あまり評判が良くないようだけれど、いやいや楽しかった。めぐさんとは会ったことはないが、ずっと前から見ているので親近感がある。馬主を目指して臨床工学技士をやめて芸人になり、そこでの試行錯誤から動画にたどり着く。毎日動画をあげれば面白いのではないかというアイデアから、それを実際に行動に移すってすごい。ほんで今は登録者100万人を超え、会社を設立してるんだからね。
最近youtubeの発信側に立とうかなと考えている私には良い本でした。細かく説明してくれてるし。ただある程度経験があったり勉強している人には物足りないのかも。
70冊目
70冊目!
笑顔が素敵な堀潤さんの本。
なんでこの本を手に取ったかというと、発信に関心があって、動画もやれたらいいなと思い始めていたからだ。堀さんはnhk出身のジャーナリスト。きっと面白いことが書かれてるだろうと。
結果、すごく基本的なことが書かれていて、それは参考になった。シンメトリーとかスマホの持ち方など知らないことばかりだった。でも、超初心者向けだと思う。
主語を大きくするとトラブルの元なので小さくすること。例えば「アメリカ人は議論好き」にしちゃうと、アメリカン人を一括りにするな!なんて反論が飛んできてめんどくさい。主語を小さくすればそのリスクは減るのでおすすめ。
あとは、オピニオンよりファクト。これもつまらないことで反論されて本質を見失わないように。どうしても意見は言いたくなってしまうけれど、一次情報として素材を当事者の視点から提供することがいい。
今回西日本を襲った台風の被害を、私はツイッターで知った。多くのみるに耐えない衝撃的な映像がリツイートされて回ってきた。それらは、個人がスマホを持って当事者として発信してるから知ることができる。個人がメディアになる。そうすれば、今まで気づかれなかった問題がクローズアップされて人が動き、問題解決に至るかもしれない。伝える力は持っておくとこれからの時代得である。
せっかく読んだことだし、動画の1つや2つ撮影してネットにあげてみようかしら。
69冊目
69冊目。
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ブログ界で有名なちきりんさんの著書。
ちきりんさんの本はチェックするようにしている。毎回たくさんの発見があって、頭のいい人ってすごいなあ、そりゃブログもヒットするわという思いをいつも持っている。
これからを生きていく上で重要なのは、論理的に考える力とマーケット感覚であり、本書は後者を論じる本になっている。ちなみにマーケット感覚とは「売れるものに気がつく能力」であり、「価値を認識する能力」のこと。
マーケットという言葉は個人的に馴染みがないのだけれど、確かに世界はマーケット化している。就活では学生と企業が互いを評価し、取引が行われている。一部の大企業に学生が集中する一方で、ブラックや魅力がない企業は人不足に悩まされる。学生側も同じ。恋愛だってそう。今までは閉じた世界の中で、何人かの候補の中から選んでいたわけだけれど、今はネットが普及したことで選択肢は大幅に広がった。可愛い女の子は地元の街で結婚して落ち着くのではなく、都会に行き、芸能界にチャレンジし、IT企業の社長と結婚する。世界はオープンになった。その中で私たちは価値を提供し、評価され生きていく。
市場を間違えると怖い。学歴、収入が低いけれどイケメンで性格も素晴らしい男性が婚活サイトで何連敗もしたという事例。これは彼が戦うマーケットを間違えている。数字が重要視される世界では、口下手だけれど高学歴高収入のタイプが勝利を獲得する。彼の場合はむしろ、合コンや友人の紹介など出会いから始めるスタイルに勝機がある。
すごく勉強になった考え方が2つあって、
- 企業に評価されるのではなく、マーケットから評価されることを目指せ
- 失敗の考え方をポジティブに。
自分が所属している企業や上司に評価されると嬉しい。しかし、そこに没入してマーケットをみないでいると、その会社でしか生きれない人材になってしまう。どこに行っても活躍できる自由を手に入れるには、マーケットから愛される必要がある。ゴールはマーケットにすること。
失敗というものに私たちはネガティブな思いを持ってしまいがちだけれど、そんなことはない。失敗するからこそ学習するのである。失敗しないということはできることしかやっていない証であり、成長してないことを意味する。昨日視聴した朝生で人工知能のテーマを取り上げていたが、お掃除ロボットルンバは最初とにかく部屋の壁にぶつかりまくるそうだ。それはぶつかることで距離のデータを集めていると。そしてしばらくしてデータ採集が完了すると、ぶつかることなく動いて掃除をするという話。まさに試行錯誤であり、その量を圧倒的に増やすことが成長であり改善。失敗を恐れている場合じゃない。
今はインターネットの発達により、多くのことが低コストでできるようになった。このブログだって、無料で書いているわけで。こうやって市場に放って、そこからのフィードバックを得て改善していく。しっかりできるようになるまでトレーニングするという発送は時代に合わない。とにかくリリースして、アップデートを繰り返していく。
面白い本でした。
68冊目
68冊目。
ニューズピックスの佐々木紀彦さんの本。
400ページ以上もある分厚い本。日本はこれから近代3.0に突入する。1.0は明治維新から敗戦まで、2.0は戦後から現在まで。そして2020年には3.0に。その内容を論じた本。
これ、かなりの情報量。しっかりと読むと疲れる。私はざっと読んだ。その感想を。
元気になりました!
前書きから煽ってくれます。主に30代を狙ってやる気になるような言葉が並ぶ。これからの日本に「チャレンジ童貞」は必要ない。失敗を恐れず思い切ってチャレンジする人になれ!そのためには、好きな異性に真剣にぶつかれ。人の目を気にせずアクションしろ。本気を出して勉強して技術を習得せよ。熱い!
あまり言葉にできないのはろくに理解してないからだと思うんだけれどw、でも本当に元気になった。ハチャメチャに失敗を恐れずに青春してやろう、多動に生きようと思った。
とりあえず、体力をつけるためにランニングをするよ。変化しないことが一番怖いことだからね。