中村の読書日記

読書を中心に、徒然なるままに

pha、ザ・ノンフィクションを見て

18日、25日と2週連続で放送されたザ・ノンフィクションを見た。

 

いやー、面白かったです。ある人が「文化度が高い」とコメントしていたけどその通りで、いろんな人がいていろんなものをシェアして構成される生活は決して悪くないなと。一人暮らしにはない豊かさがあるよね。ただ、なかなかルーズなシステムのようで、それは生活の快適さを生むと同時に、次第にストレスになるかもと思った。

 

小林さんの話も良かった。あの人、デビューしたんだね。しっかりと自分の好きなことでお金を稼ぐことに成功。そして、結婚。ネットの書き込みでは気持ち悪いなんてことも言われていたけど、そんなことはない、いいなあと思えるものだった。確かにコミュニケーションに難があるように見受けられたけど、奥さんはそれ込みで愛しているんだし、みんな楽しくやってんだからそれでいいよね。

 

phaさんも小林さんもそうだけど、シェアの精神がある。小林さんがギークハウスの住人をバイトで雇っているのは驚いた。彼を隣に置くことでサボらないように、とのことだけど、同時に彼をバイトとして雇うことで少しでも力になれればとのこと。ああ、俺にはその精神がないなあと。

 

phaさん、今38歳だったかな、一体どこまでこの生活スタイルでいくんだろう。週一でバイトしているし、本も出版しているし、だるいとか言いながらある程度はお金も稼いでるからもうニートではないけど、でももし自分が同じ環境だったら不安に襲われる気がする。

 

私も働くのが苦手だし、浮き沈みがあるし、動けなくなる時もある。あー生きるのって大変だと思うことも多い。そんな中で、phaさんのような人たちが工夫と繋がりでゆるく生き延びているという事実は、結構な励ましになるのであった。一度遊びに行きたい。